読み聞かせ
本校では,月に1回の読み聞かせを実施しています。
5月10日(金)は,ボランティアグループの「おむすびの会」の皆さんに朝の読み聞かせを実施していただきました。
おむすびの会の皆さんは,これまでも本校で継続して読み聞かせを実施してくださっています。また,枕崎小学校でも実施してくださっているので,1年生もなれた様子で聞き入っていました。
2年2組では,「かわいそうなぞう」という本を読んでくださいました。これは,第二次世界大戦時に東京の上野動物園であった本当の話です。空襲で檻が破壊された際の猛獣逃亡を視野に入れ,動物たちの殺処分が決定されます。最後に残ったゾウのジョン,トンキー,ワンリー(花子)には,餌を与えずに餓死するのを待つことにします。ゾウたちは餌をもらうために必死に芸をしたりしますが,やがてゾウは餓死します。ふと空を見ると,敵の飛行機が飛んでいて,飼育員たちは「戦争をやめろ」などと怒鳴ったという物語です。後でわかった話では,トンキーとワンリーの胃には水1滴なかったそうです。
戦争の悲惨さを痛感する本ですが,再来週からの修学旅行で長崎を訪れる2年生にはこういう物語も知っていてほしいものです。
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