\いつも字を書かない方の手で自分の名前を書いてみましょう/
講師の高﨑恵先生の声かけで
体育館の床にむかって一生懸命
利き手とは異なる方の手で名前を書きはじめる3年生。
普段使わない手で名前を書くという課題をクリアし、
仲間とその思いを話し合う。
先生が「どう感じたか発表してください!」とおっしゃった瞬間
それまで真剣に前を向いていた生徒たちが下を向き、先生と目を合わそうとしない。
高﨑先生は、「ちがい」は「間違いではない」ということを冒頭で
お話しくださった。
枕中3年生77人の考えや思い、アイディアが77通りあっていいんだ!と。
また、「思考の内在化(思いを心の中に閉じ込めてしまう)」や
「同調の圧力(同じでなければならない)」という社会になってしまっていると話される。
⇒クラス内でも、男女であっても、家族であっても。みんなが同じ考えや思いとは限らない!
ちがう思いがあってもいい
そんな学びをワークショップという形で生徒ひとりひとりが
自分の思いを口にして学ぶ機会となっていました。
先生が、配布された1枚の用紙に「〇や△」といった図形を描くように指示し、
同じように指示を受けたのにも関わらず出来上がりは”1人1人異なる絵”ができた!
それぞれが描いた絵を見せ合い、どう感じたかを話すためのグループ分けも
これまたユニークでした。
目を閉じた生徒の背中にシールを貼り、声を出さずに
一緒の人たちでグループをつくろう!という方法☆
生徒は、「話をせずに、声を出さずに」色んな方法で
5つのグループに分かれることができました。
その後は、それぞれの絵を見て、
①描いている時にどう感じたか?
②みんなの絵をみてどう思ったか?
をグループで”対話”しましました。
(講師の高﨑先生もグループに入って話を聞き、アドバイス)
最後に、各グループで話あった内容を代表の生徒がみんなに
伝えてくれました!
私たち大人でも時々、自ら発表することを躊躇することがある。
そんな時の感情を振り返りながら今回の話をきき、生徒だけでなく
大人にとってもとても興味深いものとなりました。
最後には、生徒の表情も自分の意見を話みんなと話せた達成感を味わえて
いるのではないかと思います。